黒子
歴史とゆかりの文化コース
駅を出てぶらりと散策、そこには国定指定跡の関城跡をはじめ歴史の財産が待っています。周辺にはいたるところに梨園があり、季節には見ているだけでお腹が空きそう!歴史の重みと古来の建築美を感じるコースです。
コース情報
徒歩距離
約9.2km
所要時間
約2時間30分
黒子駅
徒歩6分
千妙寺
徒歩5分
積善院・木造阿弥陀如来坐像
徒歩7分
板碑
徒歩25分
福蔵院
徒歩40分
坑道跡
徒歩5分
関城跡
徒歩7分
千人仏
徒歩40分
木戸神社・幸福寺仏像
徒歩15分
黒子駅
見どころ
千妙寺
1351年(観応2年)天台宗三昧流の関東拠点として開基。また伝法灌頂の道場として栄え、最盛期には600余の末寺・門徒寺を数えた由緒ある寺です。総本堂は1738年(元文3年)に再建され、境内には大きなけやきがそびえています。
積善院・木造阿弥陀如来坐像
本尊は、檜材寄木造りの阿弥陀如来坐像で、鎌倉初期の作とされています。
板碑
完全な形に近い状態で1278年(弘安元年)の記念銘があり、「観無量寿経」の一節が彫られています。斉藤泰郎宅敷地内にありますので、見学の際には一声かけてからお願いします。
福蔵院
838年(承和5年)、慈覚大師による創建で、御本尊の十一面観音は奈良時代の高僧、行基菩薩による一刀三禮の御作です。安産子育て発祥の寺として、時代とともに観音信仰が盛んになり安産厄払いの寺として霊験あらたかなる古刹となっています。3月17日には縁日が行われ、3年に1度本尊が公開されます。境内には真壁の御影石を使用した石窟の建設が進められています。
坑道跡
日本三坑道の一つ。攻めての足利方の高師冬が作らせたもので、城方からも掘り、攻防が繰り広げられました。1920年(大正9年)に偶然発見された、戦史上大変貴重なものとして有名です。
関城跡
南北朝時代、大宝沼という地の利を生かして造られた9万㎡余りの城郭です。後醍醐(南朝)方の関宗祐と足利(北朝)方の抗争が激化し、互いに坑道を掘っての攻防戦が行われました。旧町名の由来にもなった関城跡一帯は、国指定史跡となっています。
千人仏
俗に「千人坊主」ともいわれ、天明の大飢饉(1783~87年)で餓死した人々の霊を慰め、冥福を祈るとともに、神仏の加護を念じて、五大尊および千人の法体を刻んで回向したものと言われています。遠くから、近くから見れば見るほど、その数に圧倒されます。
木戸神社・幸福寺仏像
かつては幸福寺の所蔵でしたが、その廃寺に伴い行屋に移され、現在に至ったものと言われています。江戸時代中期の作と推定され、意匠・技術ともに優れています。
おすすめ情報
梨の里 関城
旧関城町の梨の栽培には長い歴史があり、すでに江戸時代にはその栽培が始められていたと言われています。今では「幸水」「豊水」は全国一の生産量を誇る赤梨の名産地です。街を歩くといたるところに梨園があり、四季折々に美しい景色が見られます。